本日24日、第3次安倍内閣が発足したが、9月の内閣改造で防衛相兼安全保障法制担当相に起用したばかりの江渡聡徳前防衛相のみ交代となり、副大臣や政務官についても、政治資金収支報告書の一部不記載などの疑惑が取りざたされた前副大臣、女性に対する暴力問題などが週刊誌で報じられた前政務官の二人が交代となった。言い換えれば、疑惑議員を除いてすべての政務三役が再任されたということになる。

すでに選挙で再選を果たしたんだから禊は済んでいるはず、と指摘する向きもあるかもしれないが、三者に共通するのは、選挙前には全く説明責任を果たしていないということだ。私自身、衆院安全保障委員会の理事の一人として、法案審議の正常化のためにも(安保委とは別の)政倫審で説明するよう江渡防衛大臣に要請を行い、国務大臣としての説明責任を果たすよう求めてきたが、叶わないまま解散となった。

選挙中は、あろうことか当の江渡防衛大臣ご本人が、地元の青森から私の地元である大阪9区まで乗り込んでこられ、自民党候補の会合で演説をぶって帰られたというから、開いた口が塞がらない。そして、選挙が終わって、通常国会では、さぞかししっかりした説明をして下さるだろうと楽しみにしていたのに、今回の「再任固辞」である。自民党というのは本当に”立派”な政党であると改めて感服した次第である。

安倍首相は記者会見で、「江渡氏から『法案審議に遅滞をもたらすことのないように』と強い辞意があり、残念だが、その意思を尊重することとした」と述べたというが、残念なのはこちらだ、と言いたい。そして、説明なき選挙ほど国民をバカにするものはない、と改めて指摘したい。江渡議員はじめ嫌疑をかけられた国会議員には、役職を退くことでお茶を濁すのではなく、説明責任を果たしていただきたいのである。

維新の党は、本日、衆院選マニフェストの「身を切る改革」を具体化するため、1)衆院定数3割削減、2)歳費3割カット、3)文書通信交通滞在費の使途公開、そして4)議員本人による寄附の所得税控除対象からの除外、の4法案を国会に提出した。政務三役からはずれた疑惑議員の皆様におかれては、ご自身の疑惑を説明することに加え、これら4法案の審議にも(当事者として!)協力いただければ幸いである。