本日29日、大阪自民党がまたやってくれた。共産党系の市民団体が大阪市内で開いた集会に、大阪市長選に出馬する元自民市議の叔父、柳本卓治氏が参加し支援を呼びかけた。卓治氏は住民投票の際にも共産党の街宣車に乗って菅官房長官から「全く理解できない」と批判された経緯がある。

候補者である元自民市議もさすがに叔父卓治氏の檀上挨拶は「筋違い」と認めたが、共産党に”上手に「使われちゃった」のでしょうか?”と、叔父さんは騙されただけで悪いのは共産党だと言わんばかりの言い訳。そう言えば、府連新会長の中山泰秀議員も、街宣車事件を「知らなかった」と言い訳していた。

共産党が手を突っ込んでいるのは大阪自民党だけではない。国政では民主党をはじめとする野党5党に「国民連合政府」構想を持ち込み、民主党内は選挙協力に前向きな執行部と抵抗する一部保守系とで小競り合いが顕在化している。共産党にかき回されているという意味で、民主と大阪自民の混乱は瓜二つだ。

大阪自民や国政野党5党がどうして共産党に振り回されているのか。理由は一つ、選挙で共産党の票が欲しい、それだけ。一方で共産党との連携を有権者に覚られると逆に票が減ってしまいかねないため、共産党の「自主支援」を強調する。大阪でも国政でも起こっている事態は全く同じ、共産票の取り込みだ。

元自民党の候補者たちは、自民党の看板を下ろして無所属で出馬する理由を「議会と異なり首長は一人で多様な民意を反映する必要がある」ためだと説明する。それなら支援してくれた共産党の主張をも政策に反映せざるを得なくなるが、本当にそれでいいのだろうか。私たちが彼らを自共民候補と呼ぶ所以だ。

大阪自民が民主党に似ているのは、共産党との付き合い方だけではない。昨日、記者会見で公表された大阪府知事選挙の自共共闘候補のマニフェストには、民主党顔負けの詐欺フェストが満載だ。例えば、北陸新幹線を大阪を経て「関西空港から四国へつなげます」と断言するが、財源には一言も触れていない。

今回の大阪ダブル選挙は、都構想を巡る住民投票を経験し政策選択の選挙について理解を深めて下さった大阪の有権者が、実績と実行力を誇る大阪維新の会を信任するのか、共産党と一緒になって財源の裏打ちのない詐欺フェストを振り回す、民主党に瓜二つの大阪自民に軍配を上げるのか。世紀の一戦である。