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あだち康史
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衆議院議員
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衆議院議員4期、大阪9区支部長。日本維新の会憲法改正調査会長、国会議員団政務調査会長、幹事長代理、コロナ対策本部事務局長等を歴任。1965年大阪生まれ。茨木高校、京都大学、コロンビア大院。水球で国体インターハイ出場。20年余り経産省に勤務し欧州に駐在。東日本大震災を機に政治を志す。
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疑惑の向こうに垣間見える国益度外視の「黒幕」 - 「政治テロ」乗り越え「国益」実現に邁進せよ -

足立 康史

昨日22日、衆参両院の本会議で安倍総理の施政方針演説など政府4演説が行われました。ところが、またまた民主党はじめ無責任野党が席を立ち、与党に加えて、唯一の責任野党たる「おおさか維新の会」だけが出席するという、異常な状況の中で、甘利経財相の経済演説が行われました。誠に遺憾であります。

1.相変わらずパフォーマンスに終始する民主党

疑惑の甘利経財相が説明責任を果たすべきことは当然です。しかし21日夕刻に野党各党が河村議院運営委員長に対し甘利大臣による早期の説明を求めたのに対し、自民党国対は「予算委が始まる(27日)までに説明する」と既に回答しているのです。にもかかわらず、どうして本会議を欠席する必要があるのでしょうか。

申し入れをして、それに対して説明責任を果たす「期限」を示すという、誠意ある回答があったのですから、それなら、本会議には出席をする、というのが当り前です。回答の有無にかかわらず本会議を退席する、と最初から決めていたのなら、意味不明の申し入れなどせずに、審議拒否すればいいだけなのです。

すべてがテレビの前のパフォーマンスに始まりパフォーマンスに終わる、「パフォーマンス政党」(馬場幹事長)の本領発揮です。安保国会におけるプラカードと同じ種類のパフォーマンス。「国益」よりも「党益」を追い求める民主党にとっては、与党の足を引っ張ることができれば何でもいいようです。

2.疑惑の向こうに垣間見える国益度外視の「黒幕」

ちょうど21日、ニュージーランド政府がTPPの署名式を同国オークランドで2月4日に執り行うと発表しました。参加12カ国の関係閣僚が招待されているのですから、交渉に当たってきた甘利大臣しか署名をすることはできません。甘利大臣の署名式への参加は、まさに「国益」の実現そのものなのです。

その署名式を前に、それも安倍総理の所信表明はじめ政府4演説に際して、わざわざこのタイミングで疑惑が報じられることに、私は違和感を禁じ得ません。日本の国益を害するのは、普通に考えれば外国の仕業ですが、パフォーマンスに終始する無責任政党の所業も、同じように「国益」に反すると断じざるを得ません。

もしも私が推理小説作家であったなら、千葉県の建設会社の背後には「黒幕」がいて、特別の企図をもって甘利大臣の秘書にアプローチさせ、録音内容や盗撮した写真をリークさせた、と考えるでしょう。そして、このタイミングでの疑惑報道を通じて一番利得を得ている者こそ、その「黒幕」に違いありません。

3.「政治テロ」乗り越え「国益」実現に邁進せよ

昨日の所信表明演説で安倍総理は「テロとの闘い」にも言及されました。もちろん、中東で勢いを増すイスラム国等を念頭に置いたものですが、私は今回の一件も一種の「政治テロ」であると指摘をしたいと存じます。疑惑の追及は当然ですが、むやみに政府と国会の機能を停止させる行為は、立派な「テロ」です。

国会は言論の府であり国権の最高機関です。私たち国会議員の活動の基本は言論であって、問題はすべて言論によって解決されるべきです。ところが民主党は、安保法制を議論した平安特にプラカードを持ち込み、厚労委では委員長を負傷させるという文字通りの暴力を行使、今国会でも私たちの質問権を奪ったままです。

週明けも国会は混乱含みでありますが、私たち「おおさか維新の会」はあくまでも政策の提案と言論戦を通じて、その責任を果たしてまいります。甘利大臣が説明責任を果たすべきことは当然ですが、スキャンダル追及を通じた「党益」の拡大に関心はありません。政党政治の再構築を通して「国益」の実現に邁進してまいります。

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衆議院議員4期、大阪9区支部長。日本維新の会憲法改正調査会長、国会議員団政務調査会長、幹事長代理、コロナ対策本部事務局長等を歴任。1965年大阪生まれ。茨木高校、京都大学、コロンビア大院。水球で国体インターハイ出場。20年余り経産省に勤務し欧州に駐在。東日本大震災を機に政治を志す。
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