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あだち康史
あだち康史
衆議院議員
Profile
衆議院議員4期、大阪9区支部長。日本維新の会憲法改正調査会長、国会議員団政務調査会長、幹事長代理、コロナ対策本部事務局長等を歴任。1965年大阪生まれ。茨木高校、京都大学、コロンビア大院。水球で国体インターハイ出場。20年余り経産省に勤務し欧州に駐在。東日本大震災を機に政治を志す。
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都知事選に“ジャック”された参院選 - 「維新の躍進」が地方政治に変革促す -

足立 康史

1.参院選より面白い都知事選挙

小池百合子元防衛相が6日、東京都知事選挙への出馬を正式表明してから、メディアは完全に都知事選挙にジャックされた感があります。今日行われた石田純一氏の会見には(予想を越えて)中身がなく辟易しましたが、それでもマスコミの食いつき方は尋常ではありませんでした。

こうなってくると、某夕刊紙が「小池氏主導で動き始めた都知事選。参院選より格段に面白そうだ」と書いている通り、参院選より都知事選挙に東京都民のみならず国民の関心も集中、参院選の投票率低下に拍車がかかるのではないかと懸念する声が聞かれるようです。

 

2.参院選が都知事選に“ジャック”された理由

どうして参院選が盛り上がらないのか。おおさか維新の会が定数4に2人を公認し、全国の「民共連合」ならぬ大阪「自共共闘」とガチンコ勝負している大阪選区を除くと、いわゆる安倍自民党一強に揺るぎはなく、有権者の関心事項である景気や社会保障に係る政策論議もほとんど深まっていません。

参院選が盛り上がらない責任は、明らかに野党第一党である民進党にあります。安保法制の強行採決等について批判も少なくない自民党が、公明党を上手く使ってポジションを“中和”してきたのに対し、民進党は共産党の作戦に完全に利用され、無用な“左旋回”を国民に印象付けてしまいました。

政策面でも、おおさか維新がアベノミクスに注文を付け教育無償化という大胆な再分配政策を提唱している以外、野党に包括的な経済政策は存在しません。安保法制も、維新が対案(米軍防護事態)とともに憲法裁判所の創設を打ち出している以外、「廃案が対案」という空虚な主張が繰り返されているだけです。

参院選が盛り上がらない責任は野党第一党の民進党にあると書きましたが、当に今回の参院選、民進党が政策を語らないため、参院選自体の足が地についてない状況です。私は国会で執拗に民進党批判を繰り返すも、こうした事態を改善し、まっとうな政府与党と維新の対案との間で政策論議を深めたいからでした。

 

3.都知事選の争点は「自民党政治」そのもの

一方、東京都知事選挙の争点は明確です。舛添氏の公私混同やオリンピック・パラリンピック予算の膨張を背景に、「政治とカネ」に焦点が当たり、更には、都民感覚からかけ離れた都議会自民党と自民党東京都連という「自民党政治」そのものが、改めて問われています。

こうした東京都の状況は、橋下徹前代表が府知事に就任した8年前の大阪府市と状況は酷似しています。財政破たん寸前(これは東京都とは異なりますが)の大阪府に橋下知事が乗り込んで徹底した行財政改革に挑戦、旧態依然とした議会を改革するため、地域政党大阪維新の会で府議会の過半数を制したのです。

大阪維新の会は、橋下改革に呼応した松井一郎代表が大阪府連青年部の同志とともに自民党を割って出たのがその出自であり、既存政党を“雁字搦め”にしていた「既得権益」を“バサーッ”と切るためにも政治家自らが「身を切る改革」を率先、大阪に巣くっていた「自民党政治」に深刻な打撃を与えたのです。

 

4.「維新の躍進」が地方政治に改革促す

参院選も明日9日土曜日を残すのみ。私は、大阪で身を切る改革と行財政改革に徹底して取り組み、大阪自民党に深刻な打撃を与えた「おおさか維新の会」が参院選で躍進すれば、都議会自民党と自民党東京都連に代表される地方政治に、改めて徹底した改革を促すことができる、そう確信しています。

自民党という政党は、かつてフランチャイズ政党と揶揄されてきたように、それぞれの地域固有の政治構造が温存され、それが中央主導の政治改革や行政改革を骨抜きにしてきました。しかし大阪では、大阪維新の躍進により、大阪自分党と揶揄されるような中山府連会長の自己顕示だけが残滓として残りました。

都議会自民党も、都知事選挙を経ながら自己改革が出来なければ、「東京維新の会」が東京都議会を席巻し、身を切る改革と徹底した行財政改革をリードすることになるかもしれません。いずれにせよ、そうした「新しい政治」に道を拓くためにも、参院選では「おおさか維新の会」にご支援をお願いいたします!

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衆議院議員4期、大阪9区支部長。日本維新の会憲法改正調査会長、国会議員団政務調査会長、幹事長代理、コロナ対策本部事務局長等を歴任。1965年大阪生まれ。茨木高校、京都大学、コロンビア大院。水球で国体インターハイ出場。20年余り経産省に勤務し欧州に駐在。東日本大震災を機に政治を志す。
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