○三原委員長 次に、足立康史君。

○足立委員 日本維新の会の足立康史でございます。
 原子力特別委員会、久しぶりに開催ができましてありがたく存じます。本来、もう少し早く開催できるはずだったんですが、いろいろと御都合があって、御都合といっても誰の御都合だ、民進党さんの御都合かもしれませんが、いずれにせよ、開催できたこと、ありがとうございます。
 きょうの理事会で、アドバイザリー・ボードの設置ということが決まりました。これはまさに国会事故調で提言されたことで、ずっと五年にわたって、五年たったのか、たっていないのかな、提言がされてから五年近くたってようやくでございまして、御努力をいただいた皆様方には心から感謝申し上げたいと思います。
 私も委員会質疑の場でもこのアドバイザリー・ボードについては早期の設置を求めてまいりましたが、特に田嶋野党筆頭は理事会のたびにこれを主張されておられたのをいつも拝見しておりまして、また山際与党筆頭、また三原委員長のもとで決めていただいたということで、感謝を申し上げたいと思います。
 さて、きょう、久しぶりの原子力特別委員会でございますが、初鹿議員についてちょっと一言申し上げておきたいと思うんですが、何かすごく偉そうですよね。いやいや、国会議員というのは、あ、いない、さっきいらっしゃったんですけれども……(発言する者あり)あ、大西先生、いつも選挙でお疲れさまでございます。
 やはり偉い人もいると思うんですよ、国会議員さんの中には。私はそんな偉くないんですけれども。やはり有権者の支持を得て、国民主権でありますから、選挙で通ってきているということは、国民の声を、負託を受けて発言しているわけですから、偉そうでも僕は普通はいいと思うんですけれども、初鹿さんの場合は、二〇一四年の解散・総選挙で維新の二文字で通ってきた方でありまして、これはかつて、ブログかな、御本人のブログでこういうことを書いていらっしゃいます。「維新の党に入ったことに対するご批判もいただきましたが、」批判があるんだったらやめたらいいのにね、「無所属や他の野党では当選出来なかったので、結果オーライと思って下さい。」なんて書いた人物でありますので、もう少しおとなしく、控え目に立ち居振る舞われることを、僣越ながら……(発言する者あり)あ、田嶋さん、済みません、申し上げておきたいと思います。
 私は、原子力特別委員会、一期目のときにも入れていただいて、いろいろ議論させていただいていますが、やはり一番思い出すのは瓦れきですね。今も安全の問題、安心の問題については、小池東京都知事率いる東京都で、今、豊洲の安全、安心というのが問題になっています。大変問題が多い。何が問題が多いかというと、土壌汚染対策法という法律があるのに、あるいはその上乗せで東京都の環境確保条例という条例があるのに、築地には適用しない、大田市場にも適用しない、でも、豊洲にだけ適用する二重基準があって、それに固執をされておられるということで、大変危惧をしています。
 なぜ豊洲の話をするかというと、環境にかかわる安全、安心の問題というのはやはり風評というものが大変大きくあって、なかなか原子力政策、難しいわけでありまして、私はやはりそういう、例えばこれから解体廃棄物、今廃炉の議論が、さっきもありました、そういう解体廃棄物をどうしていくのか、それから高レベル放射性廃棄物の最終処分をどうしていくのかということが問題になります。
 これは、豊洲の場合は土壌汚染対策法がありますが、田中委員長、ちょっと四つ目の委員長への通告に飛ぶんですけれども、四つ目というか一つしか通告していないんですけれども、高レベル放射性廃棄物に係るいわゆる規制基準というのはどうなっていますでしょうか。

○田中政府特別補佐人 結論から申し上げると、まだできていません。それは、つくるタイミングが、エネ庁が一応今処分地選定についていろいろ資料を出されて、国民の理解を求めるという計画でありますので、そういったものが出てきた後あたりに、必要に応じて我々としては検討していきたい。
 といいますのは、どういうふうになるのかということが全く今見えていない状態での規制基準はなかなかつくりがたいというところもございますので、そういうふうにして、そういうタイミングでつくらせていただきたいというふうに思っております。

○足立委員 まさに今、田中委員長から御紹介があったように、土壌あるいは豊洲の地下水、これは基準があります。あるのにもめているんですね。基準があってももめているわけです。ところが、高レベル放射性廃棄物あるいは解体廃棄物等、解体廃棄物は今つくられていると思うんですが、準備を始められているとは思うんですが、まだできていません。だから、この分野は安全の基準さえないんですということをまずちょっときょうは入り口で確認、入り口といってももう時間はありませんが、確認させていただきました。
 きょう、村瀬部長、お越しいただいてありがとうございます。いつも御苦労さまです。激務でお疲れだと思うんですが。
 その高レベル放射性廃棄物、私もやはりこだわっていまして、さっき瓦れきの話をしましたが、実は、これはしゃべっていると終わっちゃうな、どうしよう、でもちょっと言いたいことがあるので申し上げると、田中委員長、瓦れき、田中委員長は余り関係ないかもしれませんが、瓦れきが出ました。
 これは福島の瓦れきじゃないんですよ、あのとき。大阪市が受け入れた瓦れきは岩手の瓦れきです。岩手の瓦れきを受け入れる決定をしたのが、思い起こせば二〇一二年の六月ですよ、橋下大阪市長。これからいつ解散があるかわからない、実際、その年の十二月に解散・総選挙で日本維新の会ができたわけです。これから政党をつくろうというその代表が、やらぬでもいいと思っている人が全国にはいっぱいいたかもしれませんが、わざわざ東北の瓦れきを受け入れると宣言して、だからすごかったんですよ。大阪市役所の周りはもういろいろな方、共産党の人ばかりだと思いますが、もう大変な反対運動で、橋下出ていけ、橋下やめろということで、大変な中、やって、当時、橋下市長率いる大阪市と、石原慎太郎知事率いる東京都が東北の瓦れきを受け入れたわけであります。
 何が申し上げたいかというと、豊洲の問題あるいは当時の瓦れきの問題を考えると、とてもじゃないけれども、この高レベル放射性廃棄物の最終処分というのは、僕、できるのかなというのがきょうのあれなんです。
 それで、あと五分ですが、部長、通告どおりだと思いますが、僕、ちょっと危惧しているのは、平成二十七年五月二十二日の閣議決定では、最終処分について科学的有望地を示すと書いてありました。ところが、この四月に、最終処分地についての総合エネ調の放射性廃棄物ワーキンググループでは、ことしの四月十四日、科学的特性マップということに名前が変わっているんですね。これは僕は、結局、やはり有望地を示すということはできないのかと。結局、さっき申し上げたように難しいんですよね。国民の反発がすごく大きい、地域の反発が大きい。
 何でこれは名前が変わったか、ちょっと、簡潔で結構ですが。

○村瀬政府参考人 お答え申し上げます。
 委員恐らく御存じのとおり、高レベル放射性廃棄物の最終処分に関して、最終処分法に基づく基本方針を一昨年、二年前の五月に改定いたしまして、国民の関心と理解を深めていただくために科学的有望地を示すということにしていたわけですけれども、この地域のいわゆる地質環境をマップ、地図にして示すということですけれども、その後、審議会において専門家の方々に御議論いただいたり、シンポジウムやパブリックコメントということで国民の声をおはかりしていたところであります。
 そういう中で、国民の御意見、それから専門家の委員の方々から、科学的有望地という言葉は、ちょっと、処分地を国がある種一方的に選んで押しつけてしまうんじゃないかという誤解を招きやすいんじゃないかといった御意見ですとか、詳細調査を実施する、これは、文献調査をして詳細調査をして、こう段階的に進めていくんですけれども、その詳細調査をする前に有望というのはちょっと不適切な面があるんじゃないかといったような国民からの御意見もあったわけであります。
 これを踏まえて、昨年十月に、原子力委員会では、国民目線に立って、表現ぶりとかも丁寧に準備をして、これは国民の御理解を深めていくための材料なんだから、その表現それから説明ぶりについても慎重にもう一段検討すべきという御指摘をいただいて、その後、審議会で引き続き議論した上で、この四月にその要件を具体的にまとめて、要件、基準もまとめた上で、この呼び方も科学的特性マップと呼ぶようにしましょう、実際のところ、このものは科学的特性を示したものだから、素直にそういう表現に改めましょう、こういうことになったわけでございます。

○足立委員 ここにそのワーキングの結果がいろいろ書いていますが、とはいえ、マップがあって、色が塗られるわけ、地域で。だから、私は、有望地という言葉さえ後退せざるを得ないような現状において、本当に最終処分できるのかなということを危惧しています。
 ちなみに、今おっしゃった科学的特性マップ、これはいつごろ公表できますか。

○村瀬政府参考人 お答え申し上げます。
 先ほど申し上げましたとおり、この四月にもう審議会でいわゆる答申をいただきまして、その要件、基準を決めていただきましたので、現在、マップの策定作業に入っております。
 それに先立ちまして、このマップがどういう意味合い、意義づけなのかといったことを、突然出してしまって誤解をされてしまってもいけないので、このマップをもってどういう御議論をさせていただきたいかということをまた改めて徹底的にやらせていただくということで、並行して、今月から説明会を始めているところでございます。相当精力的にやっておりますので、マップの策定作業もこの説明もいわゆる精力的に、できるだけ早期に提示ができるようにさせていただきたいと思っております。
 先ほどの答弁に補足させていただきますと、最終処分法に基づく基本方針を改定いたしましたときに、従来の手挙げ方式、いわゆる自治体から手が挙がってくるのだけを待つのではなくて、国が前面に出て働きかけをしていこうという中でこのマップを提示させていただくということになったものですから、国が待っているのではなくて、国も前面に出て対応していくという方向にこの方針を改めていくということで、これまでとは違った対応をこのマップを使いながらしていきたい、このように考えております。

○足立委員 いろいろ問題は私はあると思いますが、御努力はよくわかります。頑張っていただくようお願いを申し上げて、質問を終わりたいと思います。
 ありがとうございました。