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あだち康史
あだち康史
衆議院議員
Profile
衆議院議員4期、大阪9区支部長。日本維新の会憲法改正調査会長、国会議員団政務調査会長、幹事長代理、コロナ対策本部事務局長等を歴任。1965年大阪生まれ。茨木高校、京都大学、コロンビア大院。水球で国体インターハイ出場。20年余り経産省に勤務し欧州に駐在。東日本大震災を機に政治を志す。
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党のスタンス発信にあらゆる機会を使え ー 多数決で決する公正な党内ガバナンスを ー

足立 康史

1.安倍内閣不信任決議案を自公維で否決

今日は、通常国会の事実上の最終日、日本維新の会の両院議員総会を開催し、辻元清美衆院議員ら野党5党6会派7名が提出した安倍内閣不信任決議案に対して反対票=青票を投じることを決め、実際、立憲民主党の枝野幸男代表による無駄に長い趣旨説明と6会派による討論を経て、自民と公明そして維新の反対で否決しました。

2.党のスタンス発信にあらゆる機会を使え

しかし問題は、その討論でした。決議案を採決するに当たって、討論に立つことなく「粛々と反対する」との執行部方針に対し、私は維新のスタンスを国民の前に明らかにする観点から討論に立つべき、と両院総会で主張しました。馬場幹事長は重ねて執行部への一任を求めましたが、私は、維新らしく多数決で決するべきと求めました。
正直、多数決では私への賛同が無いことも覚悟しての提案でしたが、蓋を開けば十名もの同僚が賛成して下さり、また遠藤国対委員長のご尽力も得て、浦野青年局長に反対討論に立っていただくことができました。
「野党にして内閣不信任案に反対する」というのは“ゆ党”と揶揄される難しいスタンスですので、討論で立場を表明しても国民に理解されるかは分かりません。しかし、表現しなければ絶対に伝わらないわけですから、私は、これからも、あらゆる機会を使って党のスタンスを、メッセージを、発信していくべきと考えています。

3.安倍内閣不信任決議案への反対討論(私案)

以下は、私ならこう言うという「反対討論」の私案です。馬場幹事長はじめ執行部に採用されたのは「一方、政府与党も胸を張れる代物ではありません」から始まるパラグラフだけでしたが、私個人の思い、として、ご一読いただければ幸いです。仲間がいないと詰られることも少なくありませんが、微かではあっても爪痕を残すことができ、維新の同僚に感謝しています。党としての反対討論を通じて、何でもありの野党とひたすら我慢の与党に対し、一矢報いることができたと考えています。

私は党を代表して、ただいま議題となりました安倍内閣不信任決議案に対し、反対の立場から討論を行います。もちろん、これは、決して安倍内閣を積極的に信任するという立場ではありません。むしろ、安倍内閣と自民党・公明党は、参議院定数6増法という天下の悪法の成立を強行するなど看過しがたい課題を抱えています。しかし、だからといって、無責任野党たちが、国会を混乱に陥れるために、わざわざ国会会期末に提出する内閣不信任決議案には、反対であると断じざるを得ないのです。

わが党を除く野党6会派は、なぜ会期末に、恒例行事のように内閣不信任案を提出するのでしょうか。それは、内閣を倒すためではなく、法案の成立を阻むためでもありません。現在の国会慣行においては、少数政党が法案の成立を完全に阻むことなど出来ないからです。そうではなくて、無責任野党たちが会期末を狙って解任動議や問責決議案や不信任決議案を乱発するのは、安倍内閣が「傲慢」で「無責任」であると“印象操作”するためなのです。私たち日本維新の会は、そうした邪で卑しい決議案には反対であると、ここに明確に宣言する次第です。

一方、政府与党も胸を張れる代物ではありません。先に採決を強行し強引に成立させた参議院定数6増法は、自民党が「地方の豪族が自分たちの既得権を維持拡大するためだけに集まった政党」であることを如実に示しました。私たちは、そうした自民党の党利党略、さらに言えば、合区で選挙区から漏れた候補者を救済するためだけの個利個略に過ぎないに選挙制度には、改めて、断固反対であると言わざるを得ません。
もちろん、国会の多数が賛成し成立した制度ですから、日本維新の会も従いますが、来年の参院選に向けて、自民党が何をしたのか、公明党が何をしたのか、国民の皆様に徹底的に訴え、戦い抜いていくことを、ここに誓いたいと存じます。

今、本日の内閣不信任案を巡る与野党の討論、なじりあい、を聞いて、国民の皆様は、どう思っているでしょうか。ゴールデンウィークを挟んで18日もの休暇をとった無責任野党たちは「論外」ですが、そうした酷い野党を甘やかし続けて、国民の。政治不信を招いている与党も「だらしない」と断じざるを得ません。

私たち日本維新の会は、日程闘争に明け暮れるのではなく、政府与党に対するレッテル貼り、揚げ足取り、印象操作に終始する無責任野党たちとは一線を画してまいります。そして、安倍政権の、その向こうに、どのような新しい政治を創っていくのか、安倍政権のプランAに対して、新しい政策案プランBをしっかりと国民の皆様に提示し、大阪で既に実現しているように、正々堂々と自民党と競い合い、勝利していくことをお誓いし、私からの反対討論といたします。

4.次期国会でも正論掲げ戦い抜く決意

衆院本会議で安倍内閣不信任決議案が否決された後、夕刻に開催された議院運営委員会では、私に対する懲罰動議(2月7日提出)も五か月半を経て審議未了で廃案となりました。懲罰動議と一緒に党処分も消滅するがどうかは分かりませんが、次期国会では、政治家としてのスタイルをバージョンアップさせた上で改めて正論を掲げ、戦い抜いてまいりますので、引き続きご支援のほどお願い申し上げます。

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衆議院議員4期、大阪9区支部長。日本維新の会憲法改正調査会長、国会議員団政務調査会長、幹事長代理、コロナ対策本部事務局長等を歴任。1965年大阪生まれ。茨木高校、京都大学、コロンビア大院。水球で国体インターハイ出場。20年余り経産省に勤務し欧州に駐在。東日本大震災を機に政治を志す。
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