民進党代表選が始まりましたが、盛り上がりに欠けていて気の毒になります。蓮舫氏なのか、前原氏なのか、はたまた玉木氏なのか、所属議員らの最大の関心は、かつて民主党時代のマイナスイメージをどの程度払しょくするか、に集中し、相変わらず後ろ向き。まっとうな政策論争ができないものでしょうか。

記者会見で民進党代表選について聞かれた維新の松井一郎代表は、「(誰が代表でも)期待してません」ときっぱり。逆に“民進党江田派”のことを“旧維新グループ”と表現するのを止めるよう釘を刺しました。全く同感。看板だけ掛け替えた民進党に政権復帰を期待する向きは皆無といってもよい状況です。

とはいえ民進党は現状まだ野党第一党であり、その代表は総選挙を通じて首班指名されかねない、そうした重い責任を負っています。そうした観点から私たちも代表選に一定の注意を払っているわけなのですが、そこで気になるのが、経産省の先輩でもある八幡和郎氏が取り上げている蓮舫氏の二重国籍問題です。

さすがに、国籍なんか関係ない、という向きはないものと信じていますが、例えば米国大統領選挙に臨むオバマ氏には自らのアメリカ合衆国国籍が如何に正当なものであるか説明を求められたし、ペルーのフジモリ大統領も日本との二重国籍者であることを「隠していた」ことが大きな批判の対象になりました。

その蓮舫氏ですが、産経新聞のインタビューによると、国籍を放棄し忘れていないか?「それ、分かんない」、首相になるならネックでは?「質問の意味が分からない」…云々と、「分からない」を連発、これだけ注目されて答えられないということは、中華民国籍を放棄してないと疑われても仕方ありません。

私は、必ずしも(一時的な)二重国籍が絶対にアカンとか、帰化した方は日本人じゃないとか、そんなことを申し上げるつもりはありませんが、自衛隊の最高司令官に手をかける野党第一党の党首候補には、少なくとも「説明責任」は果たしていただかなくてはなりません。「分からない」では済まないのです。

私の中で、民進党の代表選への「期待」が急速に高まってきました。この際ですから、民進党代表選を通じて、国会議員の国籍問題を正面から取り上げてはいかがでしょうか。それによって、そもそも民進党が、戦争法とレッテル貼りをし安保法制の廃案にこだわってきた理由も、明らかになるかもしれません。