本日午後、橋下大阪市長が会見し、市長を辞職することを正式に表明しました。「大阪都構想」を通じて大阪の再生を前に進めたい維新と、維新という大阪発祥の政党の躍進を抑え込みたい自民党大阪府連、両者が折り合えないのは仕方ないとしても、どうして公明党大阪府本部と二人三脚で「住民投票」まで辿り着けなかったのか。

私は、白浜一良公明党副代表の引退が決定的だったと考えています。過去の報道等をつぶさに見れば、大阪維新の会がここまで公明党と連携を深めることができたのは、公明党副代表で大阪府本部代表でもあった白浜一良参議院議員の存在故であったことが分かりますが、昨年の参院選を前に引退をされ、その後は、両党の関係に軋みが生じることが多くなったように思います。(”「大阪都」と地域政党”と題する白浜副代表のインタビュー参照)

「大国を治むるは小鮮を烹るが如し」(政治には小魚を煮るような丁寧さが必要)との故大平正芳元首相も好んだ老子の言葉を引用するまでもなく、維新側にもっと丁寧な説明があれば等の指摘も尤もな面がありますが、”阿吽”で通じるパイプを失った両者にとって、大阪都構想という「二人旅」を続けることは難しかった、そう自分を納得させようと努めています。

問題は今後ですが、私は、維新はあらゆる選択肢を排除するべきでない、と考えています。出直し選を通じた民意の再確認を繰り返すことで足りなければ、名古屋の河村市長が取り組んだような議会のリコール(解散請求)、更には来年春の統一地方選挙に合わせて辞職するトリプル選挙などです。

百里を行く者は九十を半ばとす」です。最後の戦いであれば尚更、思慮を尽くして、他党に協力を仰ぐ選択肢も排除せず、丁寧に歩を進めていくことが肝要である、そう考えています。