法定協議会でまとめた大阪都構想協定書について、新藤総務大臣から、1)協定書の内容に法的な問題はないとする意見書、及び2)関係者の間で真摯な議論に努めるよう求める文書の2つが手交されました。今月の本会議でしっかり議論を尽くし、大阪都構想の実現に向けて真摯に取り組んでまいります。

大阪都構想協定書で大臣意見伝達 NHKニュース 
大阪府と大阪市を統合して再編する「大阪都構想」を巡り、新藤総務大臣は、設計図に当たる協定書の内容に法的な問題はないとする意見書と、関係者の間で真摯(しんし)な議論に努めるよう求める文書をまとめ、地元の関係者に伝えました。
大阪都構想を巡っては、ことし7月、大阪維新の会単独で法定協議会が開かれ、今の大阪市を5つの特別区に再編するなどとした協定書をまとめて総務省に提出しましたが、自民・公明両党の地方組織などは「大阪維新の会だけでまとめたもので無効だ」と主張し、対立しています。
新藤総務大臣は、協議会から提出された協定書について法律上の不備がないか検討した結果、内容に問題はないとする意見書を出すことを決め、2日、総務省の佐々木敦朗自治行政局長が法定協議会の浅田均会長に意見書を手渡しました。
一方で、新藤大臣は、地元の議会で対立が続いていることを踏まえ、今後は関係者の間で真摯な議論に努めるよう求める文書をまとめ、佐々木局長から浅田会長に意見書と併せて手渡しました。
これについて新藤大臣は、閣議の後の記者会見で「大阪都構想を巡っては、正常とは言えない状況がある。民主主義の原点に戻ってしっかりと話し合ってほしい」と注文しました。

大阪都構想:総務相了承 橋下氏「修正し住民投票で決定」 – 毎日新聞
大阪都構想の協定書(設計図)を新藤義孝総務相が了承したことを受けて、橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)は2日、記者団に「野党の力で好きなように修正してもらって構わない。修正した上で、住民投票で決めたい」と話し、大阪府市の9月議会で議論に応じる姿勢を示した。一方で、「真摯(しんし)な議論」を求められたことについて「自民、民主、公明、共産も同じ。相手方も含めてちゃんとするようにということだ」と見解を語った。

橋下市長は、総務相が了承したことについて「批判もあるが、協定書は合法」と自信をのぞかせた。さらに「野党にボールは移った。合理的な修正には応じるので中身の議論を」と呼びかけた。
また、新藤総務相が記者会見で、橋下市長らによる専決処分の見通しについて「念頭にないのではないか」との見方を示したことについて、橋下市長は「12月31日までは議会でしっかり(議論を)やる」と話す一方、「(議会が)全く議論しないなら権限を放棄する必要はない」とも語り、含みを残した。
野党は対決姿勢を強めた。府議会と市議会の野党会派は、維新だけで決定した協定書は無効と主張するなど、今後の対抗策を確認した。公明府議団の清水義人幹事長は「地方自治をつぶすのか、という強いメッセージだ」と語った。府議会の野党会派は、法定協の委員構成を議席数に応じて割り当てた新たな委員名簿を作成し、この日、岡沢健二議長(維新)宛てに提出。今後、法定協で協定書の議論をやり直すことを求める。【林由紀子、重石岳史、大久保昂】