“別件逮捕”だった4度目の懲罰動議 - 来年こそ「55年体制の亡霊」にとどめを -
足立 康史
【公式】衆議院議員 足立康史
「新報道2001」に二度目の出演、前回は民進党の玉木雄一郎議員と私の二人で時間に余裕がありましたが、今回は自民片山さつき議員と私に民進江田憲司議員と共産小池晃議員を加えた4人。1時間の枠では必ずしも意を尽くすこと出来ませんでしたが、テレビでの話術については改善点も認識できました。
さて、今朝のテーマは相変わらず「加計学園」。この問題の本質は言うまでもなく「岩盤規制にドリルで穴を空ける」規制改革ですが、事態をややこしくしたのは、ドリルで開けた穴をくぐり抜けたのが安倍総理の親友だったことと、民進議員らも獣医師会から献金を受けていたこと。どっちもどっちなのです。
献金もらって獣医師会を代弁する民進党の玉木議員らについては贈収賄に当たるとの指摘もあり論外なのですが、政府の側にも、意識して加計学園を検討対象から外すくらいの胆力が必要でした。かつて大阪の橋下知事が自らの後援会費を払っていた業者を万博跡地の開発事業から除外した事例は模範的でした。
結局、有権者の信頼を獲得するには、単に“違法でない”というだけでは足りず、「李下に冠を正さず」の故事の通り、国民の疑念を招かないように立ち居振る舞うことが必要なのです。内憂外患に対処しながら憲法改正という大事を為さねばならない安倍政権には、更に丁寧な政権運営を求めたいと存じます。
最後に指摘しておきたいのは、野党がモリそばカケそばといったスキャンダル追及ばかりに拘泥する本当の理由です。正面から政策論争すれば野党4党あるいは民進党内部が途端に四分五裂する、これが一つの理由。もう一つは、憲法改正を阻止したいだけ。これこそ私が野党に厳しい姿勢で臨む所以なのです。