おおさか維新が高校生に人気の理由 - 実績も根拠もない民主党の保育政策 -
1.おおさか維新が高校生に人気の理由
参院選から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられるのを見据えて、昨日、国会内で「全国高校生未来会議」が開かれ、与野党の党首級が参加しました。おおさか維新の会からは、馬場幹事長がアピールを行い、いわゆる模擬投票では断トツの1位を獲得、自民党は3位、民主党はなんと7位に低迷したという。
高校生の模擬投票でおおさか維新がトップとなった理由について、記者に問われた松井一郎代表は「たまたまや」と煙に巻いていたようですが、当の馬場幹事長自身は(高校生に評価された理由を)「(自分の)ビジュアルや」と断定、おおさか維新の同僚議員の失笑をかっていました。
冗談はさておき、私は、本当の理由は別のところにあったと思っています。馬場幹事長が高校生にアピールした柱の一つは議員定数削減や高校授業料無償化など大阪府市での改革実績。やっぱり、純粋でしがらみのない高校生に一番アピールしたのは、真っ直ぐな“維新スピリッツ”と“ファクト”だったのです。
考えてみれば、政党の中で単独で実績をあげたのは、自由民主党とおおさか維新の会の2党だけ、既得権やしがらみにからめとられていないのは、おおさか維新の会だけ。反対に、既得権団体や労組にからめとられている「英語名を直訳すると民主党のままの新党」の実績は二度と思い出したくもないレベルです。
2.私が自民でなく民主に質問する理由
なお、別稿で紹介している、おおさか維新の会「憲法改正草案」の一丁目一番地である「教育無償化」について、一部に“財源はどうする?”との問い合わせがあるようですが、こういう質問は、民主党のように嘘つき政党には必要でも、実績あるおおさか維新には“愚問”です。やると言ったらやる、で十分。
大阪でできたんやから国でもやる、それだけです。実際、どの予算をどう節約して公務員人件費をどうする等と検討するにも、政府の外からでは限界があります。だからこそ、政党にとっては実績を積み上げていくことが大事であり、民主党のようにマイナスの実績を隠すために看板を代えるなど、もっての外。
私が国会で、自民党よりも民主党に質問する理由は、この実績の有無が理由です。自民党は、その政策が間違っていることはあっても、嘘をつくことはありません。ところが「英語名を直訳すると民主党のままの新党」は嘘ばっかり。山尾議員の保育園騒動も、対策の抜本強化は不可欠ですが、嘘はいけません。
例えば保育園の施設整備や人件費にどれだけの予算を投じてきたか。自公政権が「新待機児童ゼロ作戦」を打ち出した平成20年以降の保育予算の推移を見ると、安倍政権が真剣に予算措置を拡大している一方、民主党が政権にあった3年間は足踏みしていたことが一目瞭然。言うだけ番長に騙されてはならなりません。