国政政党の本質は名称ではなく覚悟と実績に - 江田憲司代行の本質見抜いたことは“誇り” -
毎日新聞が、維新の党の解党を受け、「おおさか維新の会」を「日本維新の会」に戻すと報じ、私の事務所にも、賛成、歓迎などの問い合わせが多数きています。しかし、私は初耳だし、松井一郎代表も「党名変更全く考えていません」と速攻で否定、党名変更との報道はガセネタだったということだと思います。
もちろん、大阪維新の支持者の中にも、国政政党として党勢拡大をしていくためには、「おおさか維新」ではなく「日本維新」に戻した方がいい、とアドバイスを下さる方が少なからずおられますし、そのお気持ちも分からないではないのですが、ここは私たちの覚悟のほどを改めて確認いただきたいところです。
振りかえれば、おおさか維新の会は、最初から国政政党だったわけではなく、言うまでもなく地域政党「大阪維新の会」が、政党交付金も何もない中で、地方議員が皆運動員となって、電柱にも敬礼し、犬にも握手を求める(失礼!)くらいの覚悟と勢いで、大阪再生のために手作りで築いてきた政治集団です。
そういう基盤の上に結成された国政政党「おおさか維新の会」の中心は、あくまでも「大阪維新の会」であり、その精神的支柱は今でも創設者である橋下徹前代表であると私は思っています。そして、各地で活動する本物のご当地維新の会が、大阪と同じように戦い、党勢を拡大する作業がまず大事となるのです。
英語名は民主党のままを維持した、清新さをアピールするためだけに装いを新たにしたけど実態は何も変わらない政治集団とは、覚悟が違います。私たちは、敢えて困難な道を選らぶ。大阪の改革を全国に展開する、その政治闘争なくして、党名だけを変更しても、かえって“真偽”を曖昧にするだけなのです。
もちろん私自身、遡ればみんなの党の支部長から政治活動を開始し、日本維新の会の結党から維新に参加した、途中参加の政治家ですが、みんなの党の当時幹事長だった江田憲司議員の本質を最初に見抜き、離党第1号となったことを今でも“誇り”に思っているし、彼の保身の政治姿勢を批判し続ける所存です。
追伸1:民進党は民主党以上に労組依存を強めた既得権政党です。有権者の皆様におかれては、前回の参院選で民主党の比例で当選した議員7人中6人が労働組合の組織議員であったという事実に改めて思いを致していただき、自公政権と対峙できる真の国民政党「おおさか維新」にご支援をお願い申し上げます。
追伸2:足立は民主党の批判ばかりと指摘いただくことがありますが、1)小選挙区制の下では政権批判とともに野党第一党批判も併せて展開しなければ再びノーチェックの政権交代が起こりかねない、2)批判が注目されるだけで、院内第1位44回に及ぶ国会質問の多くは政策論。念のため付言申し上げます。