災害時の日常生活“自粛”論について - 自らの「持ち場」で完璧な仕事しよう -
熊本地震から三日目の朝を迎えました。お亡くなりになられた方々、遺族の皆様に改めてお悔やみ申し上げるとともに、被災されている方々に心からお見舞いを申し上げます。昨夜からの大雨で土砂災害も懸念されています。政府には、人命を最優先に救助活動をお願いしたいと存じます。
おおさか維新の会は、西日本(大阪)に本部のある唯一の政党として、大阪府市の首長がトップを務める政党として、熊本地震の発生直後から馬場幹事長を本部長とする対策本部を大阪に設置し、被災者支援、復旧等に全力を挙げるとともに、挙国一致を呼びかけ、政府与党に全面的に協力しているところです。
もちろん、京都3区における衆院補選についても、選挙が予定通り行われる限り、有権者の皆様に選択肢をご提示して行かねばなりません。地震発生の翌日は選挙活動を自粛しましたが、現在は、九州の被災地支援と京都3区補選との二正面体制を構築し、政治の責任を果たすべく、頑張っているところです。
大災害に向き合う時に、いつも思い出すのは、「被災者の役に立ちたいと考えている優しい若者たちへ」という経験談です。いまも日本中で、世界中で、被災地の役に立ちたいとの募る思いとは裏腹に、自分に出来ることの小ささに、押し潰されそうに感じたり、忸怩たる思いの方も少なくないと存じます。
しかし、だからこそ、自らの持ち場でいい仕事をしていきたい、最高の仕事を成し遂げる、そのことを通じて、被災地を扶けることができる、そう信じたいと思います。「自粛は間違ってる」とのミラン本田の、バラエティ番組の自粛に疑問を投げかけたホリエモンのコメント、大事な指摘だと思うのです。
ジャーナリストの津田大介さんが、来週の福島でのイベントの告知されていました。24日に福島の旧警戒区域のツアー&ライブの企画です。敬意を表し心から応援したいと存じます。私自身は、国会で原子力政策を問い質すとともに、24日に投票日を迎える京都3区補選に最後まで挑戦を続けたいと存じます。
九州支援に取り組む消防、警察そして自衛隊の皆様の背中を祈るような思いで後押ししながら、学生さんは勉学にスポーツに、芸人さんはバラエティに、政府は被災地支援に、力を尽くそうではありませんか。自らの持ち場で完璧な仕事を成し遂げる、それが九州への最大の支援になる、そう考えている次第です。