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あだち康史
あだち康史
衆議院議員
Profile
衆議院議員4期、大阪9区支部長。日本維新の会憲法改正調査会長、国会議員団政務調査会長、幹事長代理、コロナ対策本部事務局長等を歴任。1965年大阪生まれ。茨木高校、京都大学、コロンビア大院。水球で国体インターハイ出場。20年余り経産省に勤務し欧州に駐在。東日本大震災を機に政治を志す。
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あだち康史のコラム column

総選挙を戦い抜いて -日本政治の喫緊の課題は真っ当な政党づくり-

足立 康史

昨日18日、大阪府選管で当選証書を授与いただきました。地元の先輩方、同窓の皆さん、そして維新の同志をはじめとする皆さまの、命を削るような支援活動のおかげで、小選挙区で勝利できました。日本維新の会の公認をいただいてから一ヶ月足らずであり大変に厳しい選挙になりましたが、東日本大震災に向き合って政治を志してから一年九ヶ月、しっかり戦い抜くことができました。

思い起こせば、大阪維新の会の初陣となった昨年4月の統一地方選挙から、地元茨木市選出の府会議員の選挙事務所に駆けつけ、11月のダブル選挙でも、微力ながら、松井一郎大阪府知事を応援しました。みんなの党と日本維新の会との合流は相成りませんでしたが、政治を志して以来一貫して地元大阪の新しい政治運動に参画できたことは、望外の幸運でした。

まずは野党としての出発となるでしょうが、 日本維新の会54議席に政策が近いみんなの党18議席を合せれば72議席となり第二党です。道州制には公明党も賛成です。これを発射台として、あくまでも政権獲得を目指して活動してまいります。橋下代表代行が「国民の選択肢として、政権交代が可能となる勢力を作っていくのがわれわれの使命」と語られている通りです。

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その上で、当面の仕事は三つと考えています。

第一は、日本が直面している難局を乗り越えていくため、自公政権の政策に是々非々で向き合っていくことです。経済再生、社会保障、外交防衛など山積している政策課題を前に進めるため、与野党の議員、そして関係省庁の官僚とも密に連携しながら、力を尽くしていく所存です。

第二は、大阪維新の会が推進してきた大阪都構想など地域の声を国政にしっかり届けていくことです。国政で民主党政権が迷走に迷走を繰り返した、その同じ時期に、大阪では大阪維新の会が着実に改革の実績を上げてきました。こうした流れを全国に拡げていく必要があります。

第三は、日本維新の会の政党ガバナンスの確立です。BLOGOSに転載いただいたブログ「第三極の結集とは何か -政策協議に加えて政党ガバナンスの確立が急務-」にも書いたことですが、多様な意見を集約する機能としての政党づくりが大事であり、日本維新の会の組織整備に邁進していきたいと存じます。

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特に、第三に挙げた政党組織づくりは、日本政治における最大かつ喫緊の課題です。具体的には、ブログ「日本維新の会が直面する2つの挑戦 ―小選挙区/地方分権時代の政党づくり―」に示したように、地方分権時代の全く新しい政党づくりを模索する中で、小選挙区制にも対応した、先進大国日本に相応しい政党組織を生み出していく必要があるのです。

もちろん現実は厳しいものがあります。私の選挙区でも、維新の顔をしているけれどその内実は自民といった、まがいものの維新、仮面維新がまだ跋扈しています。そうした意味で、私たち維新の戦いは、外なる古い自民党政治との闘いであると同時に、内なる闘いでもあります。

年明け1月に予定されている茨木市議会議員選挙や夏の参議院議員選挙を通じて、依然として内部に巣食うまがいものの維新を叩き出し、政治の責任をしっかりと果たしてまいります。

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