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あだち康史
あだち康史
衆議院議員
Profile
衆議院議員4期、大阪9区支部長。日本維新の会憲法改正調査会長、国会議員団政務調査会長、幹事長代理、コロナ対策本部事務局長等を歴任。1965年大阪生まれ。茨木高校、京都大学、コロンビア大院。水球で国体インターハイ出場。20年余り経産省に勤務し欧州に駐在。東日本大震災を機に政治を志す。
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維新の党の松野柿沢執行部は「万年野党」路線に急旋回 - 「政権交代可能な野党」は代表選通じて樹立する -

足立 康史

橋下代表と松井幹事長が維新の党を離党された。国会議員団の一人として申し訳ない思いでいっぱいだ。創業者そして支持者の思いに応えることができなかった責任を痛感しているが、許されるなら引き続き、来る11月の代表選等を通じて、現執行部の万年野党路線に修正を加えるべく力を尽くして参りたい。

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今回の騒動の直接のきっかけは、山形市長選挙において共産党と50近い政策協定を結んだ候補を支援するため、執行部の制止を振り切って柿沢幹事長が山形入りしたことだった。山形市長選挙の問題としてだけでなく、政府与党を追い詰めるためなら共産党とも手を組むという、政治姿勢が看過できなかった。

加えて許せないのは、地方政治を国政の都合で踏みにじる、その上から目線だ。山形でも現場の関係者は、維新の立党理念に合致するのは改革掲げる佐藤氏であり、長く山形を支配してきた既得権から市政を解放するためにと佐藤氏支援に動いていたのに、調整努力もせず勝手に山形入りし現場に迷惑をかけた。

昨日の両院懇で柿沢さんは、佐藤氏の支援に私が山形入りすると聞いたから、バランスをとるために山形入りしたとひどい言い訳をされた。その場で指摘した通り事実は逆で、柿沢幹事長の策動を背景に8/6の地元紙に維新が野党共闘に加わる旨の報道がなされたため、バランスを回復するために私も動いた。

それが証拠に、松井一郎顧問が、足立も山形入りさせないので柿沢幹事長も中止するよう要請したにもかかわらず、柿沢幹事長だけが、党選対委や現場の制止を振り切って山形入りし、東京から送った党幹事長の垂れ幕を大きく掲げて、共産党候補の応援演説を行った。嘘つくのもいい加減にしろ、と言いたい。

橋下代表と松井幹事長が維新の党を離党してもなお柿沢幹事長を擁護しつづけた松野代表も、達増知事の支援名目で岡田代表、志位委員長らと5党共同記者会見に臨んでおり、その路線は柿沢幹事長と何ら変わらない。小沢一郎さんに手を突っ込まれて平然としている代表を、支え続けることは絶対にできない。

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本日の代議士会では、私から敢えて発言を求め、焦点の安保法制について、維新の独自案を提出して政府与党とがっぷり四つに組んで協議するという党の方針に対し、松野代表や柿沢幹事長の行動は逸脱しているし間違っている、と指摘し、是正を求めたが、代表も幹事長も、間違ってると思わないの一点張り。

更に、橋下さんのメールにある「国のためには政権交代可能な野党を作り上げなければなりません」を引用し、自分たちの野党共闘路線と橋下さんの考えは完全に一致していると言ってのけた。厚顔無恥にもほどがある。松野・柿沢執行部の野党共闘路線は「万年野党路線」であると、ここに宣言しておきたい。

今回の騒動で国政が失ったものは大きい。しかし、国政を志し維新の政治運動に馳せ参じた身として、ここで退却するわけにはいかない。国会における維新の灯を消さないよう、大阪関西の戦いの力となれるよう、11月の党代表選等に臨んでいきたい。維新の国会議員にとって、本当の戦いはこれからである。

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