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あだち康史
あだち康史
衆議院議員
Profile
衆議院議員4期、大阪9区支部長。日本維新の会憲法改正調査会長、国会議員団政務調査会長、幹事長代理、コロナ対策本部事務局長等を歴任。1965年大阪生まれ。茨木高校、京都大学、コロンビア大院。水球で国体インターハイ出場。20年余り経産省に勤務し欧州に駐在。東日本大震災を機に政治を志す。
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あだち康史のコラム column

「消えてくれ」と橋下さんから名指しされたのは事実だが「またケンカした」はデマ。

足立 康史

1.ことの発端は不用意な「つまらん」発言

《橋下徹氏、日本維新の会の足立康史衆院議員へ「早く国会から消えてくれ」》と題する記事が今もネット上で散見されるらしく、時々、地元の方から、「またケンカしたんか」と声をかけられます。確かに、誤解もあって橋下さんから「早く国会から消えてくれ」とご批判をいただいたのは事実ですが、3年半以上前の2017年の年末(12月27日)のことです。

橋下さんは、大阪市長を辞められて、再びテレビに出られるようになりましたが、維新以外の国会議員が橋下さんの番組にゲストで呼ばれることがあっても、維新の国会議員を呼んでいただくことは皆無でした。そうした中、AbemaTVの討論番組「橋下徹のニッポン改造論」のテーマが(大阪維新の会の看板政策=)教育無償化であったにもかかわらず、自民党、民進党、希望の党の議員だけを招き、維新議員の名前が無かったことを受けて、私が(不用意にも)「つまらん。」とツイートしたのが事の発端でした。

その出演者は、こんな感じ。

2018年元旦の「橋下徹のニッポン改造論」出演者
・与党 柴山昌彦(自民党)、秋元司(自民党)、石崎徹(自民党)
・野党 小西洋之(民進党)、柚木道義(希望の党)

2.橋下さんとの実際のやり取り

番組を批判された橋下さんが怒られるのは当然ですので、私は直ぐに謝罪して撤回。橋下さんんも矛を収めてくださった次第です。具体的なやり取りは以下の通りです。(ブロゴスblogos参照

2017年12月26日
13:15 橋下 (スタッフよりお知らせ)1月1日の夜9時から2時間、国会議員による政策プレゼン&討論番組「橋下徹のニッポン改造論」がAbemaTVにて放送されます! 

13:51 足立 つまらん。

22:43 橋下 維新の国会議員は観ないでよろしい。理解できんやろうし、日本には不必要。早く消えろ。

23:27 橋下 維新の国会議員には偉そうに民間人の仕事にいちゃもんを付けるのが目に付く。足立の国会活動ほど独りよがりでつまらんものはない。早く国会から消えてくれ。

翌12月27日
0:03 足立 教育をテーマとする番組に維新議員が呼ばれないことに異議申し立てをしましたが、確かにネット番組に政治的公平さを求めるのは間違いでした。謝罪して撤回します。

6:34 足立 あと、言葉足らずでしたが、橋下さんの冠番組に維新の議員が呼ばれない背景には、先の都議選での維新側のルール違反があるとの指摘があります。そうした背景を失念して、番組のキャスティングに文句を言ったのは、明らかに私のミスだし、橋下さんの怒りも当然。改めて、失礼をいたしました。ごめんなさい。

15:59 橋下 足立さん、先にこちらを言って下さい。放送後、中身について批判的意見を受けることは当然ですが、放送前に国会議員に見下された評価を公にされることに僕は許容性がありません。スタッフが一生懸命作っていますので。放送後に厳しい意見を。まずは僕の足立さんに対する表現を撤回し、謝罪します。

16:05 橋下 きちんとした表現で意見を頂ければと思います。キャスティングに問題があればそれは言って下さい。番組もきちんと考えます。ただ放送前に国会議員から「つまらん」と公に言われれば僕も言い返さざるを得ません。全体の趣旨を確認する前に足立さんの国会活動を侮辱した表現はごめんなさい。撤回します。

16:24 足立 番組については、楽しみに視聴させていただきます!国会活動のスタイルについては、国会議員団の上司からも地元支援者からも厳しい指摘をいただいていたところ、改めて反省しつつ精進を重ねてまいりたいと存じます。

16:31 橋下 キャスティングについての異議ということであれば、足立さんの「つまらん」という表現に対する僕の返しははるかに侮辱的でした。申し訳ありません。ただスタッフも一生懸命やっているので「つまらん」には思いっきり返しました。放送後厳しいご意見を下さい。国会活動はあれが足立スタイルだと思います。

わずか27時間ちょっとのやり取りでしたが、橋下さんの早く国会から消えてくれ。だけが今もネット上を爆走しています(苦笑)。公人として「忘れられる権利」を主張するつもりはありませんが、昨年から今年にかけて、「またケンカしたんか」という問い合わせの頻度がますます増加しており、少々辟易しています(汗)

3.「またケンカ」したように見える理由

3年以上経った今も「ニュース見たよ」「ケンカするなよ」って声を掛けられる理由が最初は分からなかったのですが、例えば、デイリースポーツのニュースサイトでは、今も、橋下さんの発言を報じる報道の関連ニュースのトップは《橋下徹氏が激怒「早く消えてくれ」》です。何らかのアルゴリズムでそうなるのかサイト運営側の誰かが意図的に操作しているのか分かりませんが、こうやって3年以上前のニュースが最新ニュースっぽく表示されることが原因だと判明した次第です。

くれぐれも《橋下徹氏が激怒「早く消えてくれ」》は3年以上前の記事ですので、できれば、こちらの記事《橋下徹氏 足立康史議員への侮辱を撤回し謝罪》も併せてご覧いただければ幸いです。

4.最近の橋下さんとのやり取り

橋下さんは、私が初めて衆院選に立候補した2012年秋に日本維新の会を立ち上げた創業者であり、現在も党の精神的支柱であると思っています。もちろん、その立場はコメンテーターなどメディアに軸足を置いてられるため、近しくご指導をいただくことは出来ませんが、〈橋下徹の激辛政治経済ゼミ〉等で侃々諤々と政策についても議論を続けており、その一端は、メルマガ〈橋下徹の「問題解決の授業」〉等でもご覧いただくことができます。

例えば、「【シリーズ:激論】日本維新の会・足立康史議員も参戦! 夫婦別姓をどう考える?」では、

<今号の内容>
■容認の声が反対を上回るようになった「選択的夫婦別姓」
■なぜ「戸籍1つ」の原則があるのか? 〔役人論〕と〔足立論〕
■これが法理論の最先端! 僕が戸籍廃止論・個人戸籍論を唱える理由
■改革の方向性は2つ、家族単位のインデックス=戸籍を温存するか廃止するか
■なぜ家族ごとの戸籍が必要なのか、あえて答えれば「デフォルト」論(足立)
■抜本改革なら〔橋下案〕、改善なら〔足立案〕

というように、最先端の政策論を戦わせているところであり、これからも、政府与党にも是々非々、野党にも是々非々、共産党とその一派には非々々々ですが、党の創業者である橋下前代表にも是々非々で、国のために考え抜いて、働き抜いてまいりたいと存じます。

以上

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衆議院議員4期、大阪9区支部長。日本維新の会憲法改正調査会長、国会議員団政務調査会長、幹事長代理、コロナ対策本部事務局長等を歴任。1965年大阪生まれ。茨木高校、京都大学、コロンビア大院。水球で国体インターハイ出場。20年余り経産省に勤務し欧州に駐在。東日本大震災を機に政治を志す。
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