人間社会の真実を気付かせてくれる寓話 - 橋下代表率いる維新の会は決して諦めない -
先の安保国会の会期中にネットで人気を博した動画があります。米国のアニメーションスタジオが手掛けたCGショートフィルムで、山から転がり落ちる岩石から町を守ろうとする巨人を町の人々が攻撃するという意味深な寓話。視聴者は、岩石を中国に、町を日本に、巨人を米軍や自衛隊に見立てたわけです。
このフィルムが世界のアニメーションアワードで高い評価を得た理由は、思わず見入ってしまうCGのクオリティと印象的な結末にあるわけですが、安全保障政策だけではなく、様々な局面で人間社会の真実を私たちに気付かせてくれます。我田引水で恐縮ですが、維新の党と大阪維新の会との騒動も然りです。
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大阪維新の会は、東京一極集中の中央集権政治、中でも自共共闘に象徴される大阪の腐敗した政治の下、衰退の一途を辿っていた大阪を再生し、副首都として東京をバックアップすることを目指して闘ってきましたが、5月の住民投票で否決され、それを機に維新の党本部の左傾化という憂き目にも遭いました。
寓話において、岩石を既得権に、町を大阪に、(手前みそながら)巨人を維新に見立てていただくのも一つですが、大阪維新の会は、それでも諦めません。大阪自民が対案だと主張した大阪会議がポンコツなら、ダブル選挙を通じて大阪維新第2ステージの幕を開き、改革を前に進めさせていただきたいのです。
許し難いのは、維新の党執行部であり、橋下代表に対して暴言を繰り返す柿沢議員です。ご紹介した寓話において、岩石を自民党に、町を維新の党に、巨人を橋下代表率いる大阪維新に見立てて下さい。巨人の足が教会(=柿沢幹事長)に触れ破壊してしまいましたが、闘うべきは巨人ではなく岩石にはずです。
私たちの最大の主戦場は来月の大阪ダブル選挙です。巨人たる吉村洋文前代議士と松井一郎幹事長が橋下代表とともに大阪の自共民共闘路線と必死で闘っている時に、民主党や共産党と握手をし、恩人である大阪維新の地方議員を除名する。橋下代表が党を潰して新しく作り直すというのは当然だと思うのです。
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もちろん私たち大阪維新の国会議員の責任は限りなく大きいと思っています。党員も一票の代表選挙をやり切る前に、柿沢氏と小競り合いを展開してしまい維新の党をまとめることが出来なかった。この大阪ダブル選挙では、国会議員が先頭に立って、勢いを増す巨大な岩石を打ち砕いてまいりたいと存じます。